
●飯山仏壇の金具(かなぐ)とは?
仏壇には随所に錺金具(かざりかなぐ)がつかわれています。これは、金属の杭の先に模様が刻まれた鏨(たがね)を使って、銅や真鍮などを加工する技法によってつくられます。伝統的な飯山仏壇では350枚もの金具がふんだんに使われています。
彫金師 三ツ井照雄

三ツ井さんはお客様との対話を何よりも大切にしています。「金具には装飾的な面と蝶番など機能的な面があり、さらに現実的な予算も考えて、いろんなアイデアを話し合って、ひとつのものをつくっていきます」。最近は、飯山仏壇で培った技術を、花器やお皿、スマホスタンドなど、暮らしで使える日用雑貨に展開しています。「手づくりの良さは『世界にひとつだけのもの』。コンピュータには真似できません」。そういう唯一無二の価値観をもっと多くの人達に広げ、伝えていきたい、と彫金の体験教室開催にも力を入れています。



【工房名】三ツ井金具製作所
【代 表】三ツ井照雄
飯山仏壇 伝統工芸士
【住 所】飯山市大字飯山1357
TEL.0269-62-3709