
●飯山仏壇の彫刻とは?
飯山仏壇では、「肘木組み宮殿」がよく見えるように独特の長押(なげし)が設けられています。弓型をしていることから弓長押と呼ばれます。弓長押などに彫り上げられるのは、草花、花鳥獣、人物などをモチーフにした彫刻です。
彫刻師 森 徳壽

「うちの親父の仕事は桶屋だったんです」と語り始める森さん。しかし、そのまま家業は継がず、愛知県岡崎市の大きな仏壇屋で彫刻修行の道へ。さらに人生は二転三転、20代のある日、故郷である飯山に戻って、飯山仏壇の彫刻師となりました。彫刻のいちばんの難しさは、意外にも絵を描くことだそうです。掘ることは熟練すれば大丈夫といいます。近年は、寺院建築の長押彫刻を手がけたり、仁王像の修復に協力したり、と仏壇以外の彫刻でも森さんの職人技への評価がますます高まっています。



【工房名】森彫刻
【代 表】森 徳壽
飯山仏壇 伝統工芸士
【住 所】木島平村上木島1449-1
TEL.0269-82-2448
【 WEB 】http://kobo-okeya.com/