●飯山仏壇の木地(きじ)とは?
木地とは、仏壇のベースである一つ一つの骨組みをつくる作業のことです。基礎となる素材には、ヒメコマツ、杉、桂などが主に使用されま、高級な仏壇を作る際には、ヒノキを使用することもあります。

木地師 高橋和也

約十年ほど前、ご縁があって高橋木工所を継承した高橋さん。木地師のノウハウを義父からしっかり学びました。「木地は仏壇づくりの最初の工程です。木地師は設計図を一切使わず、あらゆる寸法を記した一本の棒を使うのが伝統です」と語ります。その棒をもとに仏壇の筐体や扉など木材を正確に切り出します。その後工程で、ほかの職人さんたちが漆を塗ったり、蒔絵を描いたり、彫刻を彫ったり、金具をつけたりと仕上げていきます。近年は、この木地師として培ってきた木工技術を、様々な製品に展開しているそうです。

【工房名】高橋木工所
【代 表】高橋和也
【住 所】飯山市大字飯山1482
     TEL.0269-62-3710